光の壁を食い止める力を宿す
ロックブーケを仲間にした双子達
帰還する彼らを待ち構えて
いたのは、ベント城を取り囲む
魔物たちの大軍だった
地底に潜り
ロックブーケに会った
シリウス達は
彼女に光の壁を
消す力がある事を知った
そのロックブーケを連れ
ベント城の光の壁を消すべく
城へ向った一行
今 ベント城奪還をかけた
決戦がはじまる──
陥落?ベント城防衛戦!
シリウス:ホーク船長。協力感謝する。
ホーク:気にしないでくれ。ちょうどヒラガ博士の研究所でキグナスの整備をしていたところだ。
しりう:空の移動はやっぱり早いな、ソティ。
ソティ:高い!早い!楽しすぎ!!
しりう:……そ、それはよかったな。
ほーく:ん?無線か。
コンスタンツ:近隣諸国の協力を得てベント城周辺を警備していますが、突然数千の魔物が現れました!
しりう:!!!
ホーク船長!いまの無線はどこから?
ほーく:ちょうど我々の真下にある地上の拠点からだ。
しりう:うん、よし!ここから飛び降りるとしよう!
ほーく:む、無謀だ!
しりう:心配いらない!行くぞ、みんな!
そてぃ:ひゃっほぉーー!
キグナスからシリウス、ソティ、タチアナが飛び降りるの図
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剣閃がきらめくの図
しりう:大丈夫かっ!!
こんす:皇子様!助かりました。
しりう:状況は!?
こんす:物見の報告によると、敵の数、およそ五千、こちらは三千程度です。
ファラ:ナイトハルト様を総大将に四方に拠点を構えているけどどこも苦戦中だよ。
しりう:キミは、ベントの地下にキャット達といた──?
ふぁら:久しぶり、皇子。
うちらシティシーフの一味にとってもベント城奪還は望みなの。手伝わせてね。
しりう:ありがたい。
ロックブーケ:この拠点は私が死守しよう。皇子、皇女は他の拠点へ急げ。
しりう:頼んだぞ、ロックブーケ!
疾風陣!全軍突撃!の図
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モンスターが広がっているの図
ヤン・ファン:次から次へと執拗なっ!!
一体敵の大将は何者なのだ!
バイメイニャン:焦るでない、ヤン将軍。敵はこの世のすべての闇が集まっているような存在じゃ。
しりう:そこの二人!無事か!!
ばいめ:これはこれは皇子。わざわ゛さこんな激戦地に。
しりう:東の国からの援軍とお見受けした。この度は協力感謝する。
やんふ:皇子。この拠点も陥落寸前。何か策を打たねば。
しりう:タチアナを置いて行く。こう見えて良い戦力になるはず。
タチアナ:えっへん!!
しりう:指揮は引き続き二人で執ってくれ!私達は他の拠点へ急ぐ!
やんふ:わかりました!
疾風陣!全軍突撃!の図
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アルベルト:皇子、急ぎすぎです。敵軍に囲まれました!
しりう:くっ、進軍を急ぐあまり孤立してしまった!
あるべ:退路もふさがれた……このままでは全滅する……
しりう:こんなところで……ん?援軍か?
敵側の全軍後退っ!の図
???:間にあったようだな、本陣を動かして正解だった。
あるべ:ナイトハルト将軍!
しりう:助かった。恩に着る、ナイトハルト将軍。
ナイトハルト:礼は不要。すぐに第二派がくる。隊を整えるのだ。
しりう:……それで戦況は?
ないと:満足な指揮も執れず苦戦を強いられている。
しりう:南拠点にソティを残していく。役立ててくれ。
ソティ、頼んだぞ。私は西拠点へ行く!
ないと:ソティ殿、頼りにしてるぞ。
そてぃ:……わかった。
ないと:よし、まずは崩れた陣形を立て直す。前線はどうなっている?
兵士:将軍!何者かが接近中!前線が壊滅しました!
ないと:…何だと!?
サイヴァ降臨の図
???:……お前が指揮官か。非力なものよ。
ないと:はぁ……はぁ……なんだ、あの化け物は……
そてぃ:あれが、サイヴァ……
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しりう:西拠点、戦況はどうだっ!?
ジャン:そ、それが……モンスターの猛攻が突然やみ、均衡状態にあります。
しりう:……均衡?何かの前触れか?
じゃん:これまでは、ただ前に突っ込んでくるだけだったのですが……
???:待っておったぞ、光の皇子。
しりう:!!!
サイヴァ降臨の図
しりう:き、貴様は!!
サイヴァ:まんまと戦力を分散させおって。
しりう:何だと!?
さいヴ:ここからが、宴の始まりよ。存分に楽しめ。
サイヴァぴかぴかーの図
しりう:魔物を指揮しているのは破壊神か!!!
モンスターの図
じゃん:くっ!!モンスターどもが一気に来た!!
ジェシカ:ナイトハルト様から伝令です!各拠点、大量のモンスターが出現。
その数、数万!!
しりう:こちらが三千で、相手が数万!?
じぇし:はい!ですから、全軍撤退、ベント城前に集結せよ。との事です!!!
しりう:クソっ……退却だ!!
全軍退却!の図
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ないと:シリウス殿、このままでは敗戦必至!
しりう:今ここでロックブーケにこの光の壁を取り除いてもらおう!
ろっく:こ、この壁は……
皇子。これを取り除くにはしばらく時間がかかるだろう。
その間、敵の猛攻をどうにか凌いでもらえないか?
しりう:わかった!何としてでも敵を退ける!
ないと:皆の者、聞いたな!第二派、第三派とくるモンスターを退けるのだ!
手柄を立てた者には褒美をやるぞ!
しりう:ベント城を全力で守りきる!!
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※ここから2日おきに演出があったやつ
シリウス:よしっ、撃破したぞ!皆、良く頑張ってくれた!
タチアナ:シリウス、よく見てよ!もう次のヤツが来てるよ!!
しりう:休ませてくれないものかっ!
ナイトハルト:このベント城にはいったい何があるというのだ!?
これだけ強大なモンスターが襲撃してくるとは……
ソティ:……光と闇……その入り口。
ないと:光と闇?
コンスタンツ:次のモンスター、来ます!
しりう:ロックブーケ!まだなのか!?
ロックブーケ:…………
そてぃ:……話しかけちゃダメ。意識が乱れる……
しりう:そ、そうだな。
みんな、次が来る!陣形をたて直せ!
たちあ:ねえ、見て!壁がだんだん薄れてきたよ!!
しりう:もう少しか!!
ないと:皆の者、もう少しだ!なんとしてでも踏みとどまるのだ!!
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ろっく:終わった……ぞ……
しりう:ロックブーケ!……ありがとう、ゆっくり休んでくれ。
ソティ、中へ入るぞ!
ぐにゃり、歪み出現
しりう:今度は歪みか!?
何者かが現れる
そてぃ:お母様……!!
しりう:母上だと?ソティ、待て!!私も行くぞ!
ナイトハルトをはじめとする
近隣諸国の協力もあり
ベント城の光の壁は取り除かれた
久しぶりに開かれた門に
突如出現した歪み
その中に二人の母親である
皇后セリティアを感じたソティ
真偽を確かめるべく
双子は歪みに突入する
次回 進撃突破イベント
再会!ベントファミリーの最後の晩餐