海上移動要塞バンガード、発進! ストーリー | エンサガDB

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管理人の殴り書きまとめ。

「呪印の翡翠」を破壊し、
魔道師パブカの大結界から
逃れたセルマたちだったが

多数に分身したパブカに
最少部隊であったジャミルらを
さらわれてしまった

パブカが、
フォルネウスの居城【海底宮】に
向かったことを知ったセルマは

かつて聖王がつくらせた
動く島【バンガード】による
強襲を決めた

海上移動要塞
バンガード、発進!

せるま:発進準備!シンクロ開始!
うんで:出力50%……間もなく、出力100%よ。
ごごごー
せるま:もう少しよ。さあ、大地の鎖を絶ち切って。
うんで:出力増大中。110、120……150……最大出力に到達したわ。
バンガード動く絵
みんな、いくよ。バンガード、発進!!
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ほーく:しかしまあ、おったまげた。町がまるごと乗っかっちまう船とはな。聖王とかいう野郎はぶっ飛んでるぜ。
ばいめ:海上移動要塞じゃ。それと、あたしが言うのもなんだが、聖王様を野郎呼ばわりは下品じゃぞ。
ぶらっ:フォルネウスの居城、海底宮の座標は特定できている。数時間で到達だ。
きゃっ:でも、なんでフォルネウスがパブカをかくまうんだろ?
えめら:パブカも、かつて魔王の配下となった魔貴族のひとりなのかもしれないわ。
せるま:潮流がおかしい……3時の方向から「何か」が来る!みんな、戦闘態勢を!
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ぐれい:潮の香りは、冒険欲をかきたてる。ミリアム、この戦いが終わったら、また財宝探しの旅にでも出るか?
みりあ:あたいも熟れ時だからね。どっかの金持ちでも見つけて身を固めよっかな~なんて。
    あんたと結婚してあげてもいいわ。毎日、キレイな顔を眺めたいだろ?
ぐれい:俺なんかより、ガラハドの方がずっとお似合いだ。
ぶらっ:これより当艦は、サブマリンモードに突入する。死にたくなきゃ、艦内に入りな。
せるま:ホーク、感じる?
ほーく:……ああ。奴ら、これで身を隠しているつもりらしい。殺気がビシバシ伝わってくるぜ。
せるま:潜行した途端、襲ってくるわ。オリハルコンを破壊されたら、バンガードは使い物にならなくなる。
べいだー:セルマ様、お任せを。オリハルコンのイルカ像は、私が命にかえてもお守りします。
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みょみょ~ん
ぶらっ:【破壊するもの】の目覚めは、世界中のアビスゲートを完全に開いちまったようだな。
きゃっ:この闇の渦の向こうから四魔貴族クラスの魔物がバンバン出てきちゃうってこと?
せるま:キャット、近寄るな。魔界につながる門だ。破滅の力に引きずり込まれるぞ。
    さあ、皆、海底宮に入るぞ。決して、気をゆるめるな。
ぶらっ:魔海候フォルネウス……!あと千回は半殺しにしてやらんと、俺の怨みは晴れねえぜ。
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ふぉる(幻):貴様らの力は、見切った。
      本体が相手をするまでもない。これ以上、我が宮殿を汚すな。消え失せろ。
せるの:フォルネウス、答えろ。パブカはどこだ!
ふぉる:パブカが施した呪術はおそらく【生命の天秤】……。貴様らは選ぶことができる。
    一か千、皇帝か家臣……。生命の重みは等しくない。
ほーく:なにが言いてえ?わかるように話せ。
ふぉる:パブカの秘儀【生命の天秤】は、どんなに強力な術師でも解けぬ。
    ジャミルたちを救うには、皇帝の命か、あるいは貴様ら家臣全員の命を捧げる以外に無い。
ばびょーん
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ほーく:ったく!この宮殿はとんでもねえな。てっぺんに着く気がしねえ。セルマ、飯を食え。ぶっ倒れるぞ。
せるま:あたしは大丈夫。出撃前に、山ほど食べちゃったから。
ほーく:そうか。じゃ、俺はもう寝るぜ。なんだか、眠くて仕方ねえ。
せるま:うん。おやすみ、ホーク。
反転
こっぺ:お前、なんであんなことした?
せるま:えっ?コッペリア……なんで?
こっぺ:とーぜんだろ。オレは、人形だ。眠り薬なんか効かねーよ。みんなを眠らせて、どこに行く?
せるま:コッペリア、船室に戻って。皆が起きるまで、眠ったフリを。これは命令よ。
こっぺ:一人で行くつもりか?お前……死ぬぞ。
せるま:あたし一人の命か、家臣全員の命……。……考えるまでもないわ。
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ほーく:ばっきゃろー!!!!!このクソ馬鹿野郎が!!へっぽこ人形、バラバラにしてやる!
こっぺ:やれるもんなら、やってみろ。お前の髪を三つ網にして、素っ裸にして木から吊るしてやる。
ほーく:なぜ、叩き起こさなかった!?なぜ、セルマを一人で行かせた!?主君をみすみす死なせる家臣がいるか!
ぶらっ:あんな小せえ体のどこにそんなパワーがあるのか知らねえが、セルマは足が速い。追いつかねえ。
ばいめ:【生命の天秤】……名だけは知っているが、よもや本当に扱える術師がいるとはのう。
    真の術ならば、誰にも解除できん。皇帝の命か、我らの命か、あるいはジャミルらの死……選択を迫られる。
ぼるか:俺たちを失えば、【破壊するもの】と戦える者はいなくなる。数で考えれば、自分が死すべき…セルマはそう考えた。
ぶっち:勝手なことばっかり言ってんじゃねえ!お前らに、セルマのなにがわかる!なんにも知らねえくせしやがって!
    あいつはな……あいつはとびっきり、孤独で哀しい子なんだ。一生懸命、必死に、強くあろうとしてんだ。
    俺は白銀野郎からセルマを預かった。ぜったいに約束は守る!セルマは、死んでも死なせねえ!!
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ぱぶかの声:そう……そこだ。足を一歩、前に踏み出せ。それで、ジャミルたちは解放される。
    僕がつくった底無しの泥沼だ。踏み入れば、ズブズブと果て無き奈落に引きずり込まれる。
    さあ、セルマ。自ら、命を絶て。可愛い家臣たちのために、その身を捧げろ。
せるま:ジャミルたちが解放される保障は?
ぱぶか:【生命の天秤】……契約の呪術だ。皇帝の魂か、あるいは家臣すべての魂。それが、奴等の牢獄を開く鍵となる。
せるま:……わかった。
セルマが沼にはいっていくシーン
ぱぶか:くっくくくくく……!!僕の勝ちだ!僕の勝ちだ!僕は無敵!セルマは死亡!
    僕は無敵!セルマは死亡!セルマは死亡!セルマは死亡!セルマは死亡!セルマは死亡!

……死にたくない……
助けて……誰か……!

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……死にたくない……
助けて……誰か……!

黄金の帝王と酒場

おうご:……店員、なにか、言ったか?
    いや、違うな……これは、次元を隔てた声か?お前は……誰だ?

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ふぉる(本):船長がいないバンガードは、どうにも不甲斐ない。戦意を殺がれる。
     それに、どうやら結集の時だ。貴様らと遊んでいる暇はない。次に会う時は、嬲り殺しにしてやろう。
     ちなみに、貴様らの主君は底無しの泥沼に身を投げた。死んだぞ。
ふぉるさんどこかに消える
ぶっち:死んだ……?セ、セルマが……死んだ?嘘だ……嘘だ!!!
ないと:欺きの言になど惑わされるな。上層階に向かう道は三手、こちらも三隊に分かれるぞ。

べあ:では、ボルカノ、行くぞ。
ぼるか:当然のように言うな。お前と組んだつもりはない。俺は、一人で行く。
ビーバー:一人は危険だよ。私も一緒に行く。
べあ:とはいえ、屋敷に引きこもって、アイテム作りばかりしている優男には、俺のような屈強な相棒が必要だ。
   仕方ない。同伴してやるとしよう。
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回想シーン

……父上との思い出は、
ほんのわずか…
でも、はっきり覚えている。

……いつも待っていた。
父上の帰りをいつも……
すごく寂しくて、孤独だった。

でも……もうすぐ会えるね。
これからは、いっぱい……
いっぱい一緒にいられるね。

沼がさーっと引くシーン
そして誰かが…

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セルマ!セルマ!!!
頼む、目を開けろ!!!

ぼんやりとした視界の先には
ホークとブッチャーが

ほーく:よしっ!!やった!!生きていやがる!!偉いぞ、セルマ!よくぞ戻った!!
せるま:……助けられた。
ばいめ:助けられた?誰に……じゃ?【生命の天秤】を破ることができる術師など存在せぬはずじゃが。
せるま:わからない…でも、すごく眩しかった。光に包まれた人が、あたしを沼から引き上げてくれた。
ジャミル:セルマ、ありがとな。今回ばかりはほんとにヤバかったぜ。この命、お前の夢のために使ってくれ。
せるま:ジャミル…よかった。ファラ、ダウド、アウ、ソウジ……みんな無事ね。
ないと:立て、セルマ。
    【生命の天秤】を破られたということは術師本人であるパブカの呪力がはね除けられたということ。
    パブカは相当のダメージを受けている。この機を逃してはならぬ。奴を追いつめ、今度こそ倒す!

魔導士パブカを追い
ピドナの地に到達したセルマは

魔王殿より立ち昇る
邪悪な瘴気を目にする

その時、魔王殿では……

四魔貴族の結集のもと
魔王復活の儀が
なされようとしていた

次回
魔王殿!四魔貴族、結集!

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