皇帝たちは、サンゴ海に発生した
超巨大アビスに身を投じた
深く、深く、
二度と戻れぬ闇に落ちていく
ロックブーケの
策 謀
死の王デスの
計 略
そして、最凶の邪神
サルーインの復活の兆……
廻り始めた運命の輪は加速し、
「その時」が近づいていた
暴君!
悪行の限りを尽くせ!
きゃ:どうしたんだろ?な、なんか変。む、胸が熱くて焼けそう。エメラルド、これ、なんなの?
えめ:どうやら私たちは、アビスの闇に捕まってしたまったようです。くっ、このままでは……!
きゃ:このままでは、なに?どうなるの?ねえ、エメラルド?教えて。わ、私たち、どうなっちゃうの?!
えめ:かつてクジンシーは、私たちの闇を吸収し、救ってくれた。でも、これは……!
きゃ:また救ってもらおうよ。七英雄の力を借りれば、きっと……!ね!大丈夫なんでしょ?!
ろっ:ムリだな。知っての通り、クジンシーは闇を吸収したわけではない。闇に呑まれ、自我を奪われたのだ。
その上、貴様らを侵すその闇は、サルーインの強烈な憎悪までもが宿る。私ひとりの力では、どうにもならぬ。
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きゃ:だったら、どうしたらいいの?!私たち、闇に侵されて、おかしくなって、もう……ぜんぶ、おしまいなの?!
えめ:光……!この闇を祓えるだけの光の力があれば……!助かるかもしれない……
こう(闇落ち):光など要らぬ。考える必要はない。ただ、欲望に従えばいい。この邪悪を求める心のままに……!
きゃ:こ、皇帝さん……?!
ろっ:もはや、皇帝に声は届かぬ。すぐに、お前たちも完全な闇に堕ちる。救う手立てはない。さらばだ。
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こう(闇):まずはガラハドを捜すとしよう。
えめ(闇):ガラハドが持つとされる冷凍剣アイスソードを奪うのですね?
こう(闇):奪う?そんな非道は犯さない。丁重にお願いし、譲ってもらう。
きゃ(闇):アイスソードって、お宝なの?売ったら、すんごいお金になっちゃったりする?
えめ(闇):あの四天王フレイムタイラントをも一撃で氷結させてしまうほどの威力……すごく貴重な秘宝よ。
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がら:なんだ、貴様ら?ん?!貴方でしたか!しばらく見ないうちに凶悪な相になられましたな。
こう(闇):ガラハド、アイスソードを渡せ。
がら:いかに陛下とはいえ、お譲りすることはできません。この剣で、神々にさらなる奉仕をしなければ。
こう(闇):俺は今、その剣を手に入れるために3つの選択肢を持っている。俺の心の声を聞くか?
がら:心の声?
こう(闇):1.殺してでも奪い取る
2.殺してでも奪い取る
3.殺してでも奪い取る
がら:……!!!!!
がら:な、なにをする貴様らぁぁぁ~!!!
フェードアウト
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せる:闇に打ち勝つのです。このまま、悪行を重ねれば、冥府に落ち、その魂をデスに奪われることに。
こう(闇):セルマ……娘ならば、私に従え。お前も我が軍門に下り、私と共に悪行の限りを尽くすのだ。
せる:私は、【絶望】と【喪失】に支配された未来の世界から来た。あなたに未来を救ってもらうために……
けれど、それが叶わぬならば……あなたが未来の世界の絶望に加担するのならば…
私はあなたを倒す。当然、父を討てば、私も消滅する。それでも、あなたを滅ぼす。
こう(闇):好きにしろ。だが私は倒れぬ。私は【破壊するもの】を手なずけ、世界皇帝として君臨しよう。
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町長:私が町長です。
こう(闇):知っている。噂では、貴様は相当、悪名高き町長のようだな。
町長:いいえ、私も町の皆も心から、平和を愛しています。戦争やねずみの群れはうんざりです。
こう(闇):私も同意見だ。つまるところ、歯向かう者があるから、相手が荒ぶる。敵がいなければ争いは起きない。
この混沌の世界を救うため、多くの皇帝や騎士が剣を取り、立ち上がった。
そやつらに魔物退治を依頼し、ねずみの群れが巣食う洞窟に閉じ込めてしまえ。
町長:なんと!!私に勇者を騙せ、と?!
……引き受けましょう。それもこれも、愛する町の平和のためです。
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きゃ(闇):ねえ、皇帝さん、さっきの敵って【黄金の帝王】の家臣なの?見たことないやつだったけど。
こう(闇):いや、セルマが集めた兵だ。あいつはこの世界で、俺の軍の近衛隊を編成するつもりだった。
きゃ(闇):じゃあ、セルマが追っ手を仕向けているってこと?裏切り者には血の制裁だね。
えめ(闇):未来から来た皇帝様の娘……でもそれは、彼女が言っているだけ。デタラメかもしれません。
こう(闇):セルマが何者だろうとどうでもいい。それよりも今は次なる作戦だ。キャット、金塊を強奪するぞ。
えめ(闇):そうと決まれば、腹ごしらえですね。
めだまやき
トリケラトプスの卵の目玉焼きです。さ、お食べください。私の火術で良い具合に焼きましたよ。
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きゃ(闇):これで金持ちだよぉぉぉぉぉ!!!!!
こう(闇):エメラルド、奪った金銀財宝を荷車に積め。キャット、お前は証拠を消すために、城を焼け。
きゃ(闇):りょーかい!!
もえてる
えめ(闇):あったかいですね~~。この季節、焚き火であったまると、心も休まります。
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ちょうどそのころ……
ろっ:これ以上、皇帝を闇に穢すのは危険です。冥府に落ちれば、皇帝の魂はデスの手に渡る……
のえ:皇帝を闇に堕とし、臣下に加えようとしたのは【黄金の帝王】の策謀……なぜ、お前はそれを黙過した?
ろっ:光を奪われ、闇に堕ちる苦痛を知り、それでも尚、光を求める時、初めて【選ばれし者】になる……
わぐ:デスは三邪神の長兄……死の王だ。皇帝の魂を欲するデスをいかにして制する?
のえ:【選ばれし者】……そのかすかな希望のために、命を賭けろと言うのか?
闇に穢されたクジンシーと融合すれば、我らも禍々しき暗黒に染まるやもしれぬのだぞ。
ろっ:お兄さま、私は賭けてみたいのです。あやつにこの命を……賭けてみたい。
のえ:昔から一度こうと決めたら、決して進む道を変えないお前だ。
わぐ:吸収の法……あの時も、ずいぶんと頑固だった。我らも付き合うほかなさそうだ。
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せる:父上、これまでの無法の数々、許されるものではありません。せめて私の手で、葬りましょう。
あたっく
こう(闇):エメラルド、よくやった。敵の背を斬りつける卑劣な行い、大儀だったぞ。
えめ(闇):家臣として当然の務めです。
こう(闇):ん?!なんだ?!!あ、あの渦はなんだ?!!
うず
せる(声):父上……あなたは冥府に落ちるのです。暗黒の……煉獄へ……
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です:ようやく来たか、皇帝。では、総仕上げといこう。その二人を生贄として捧げろ。
こう(闇):生贄?キャットとエメラルドを殺せ、と?
です:魂を分かつ者……今のままではお前と奴はひとつになれぬ。さあ、二人を祭壇へ。完全な闇に堕ちろ。
百万の【魂を喰らう者】が生まれる。奴らを封じるには、祝福が必要だ。貴様が、大いなる祝福となるのだ。
こう(闇):……いいだろう、二人をくれてやる。
ろっく(声):堕ちるところまで堕ちたようだな。やはり、お前は……殺すよりほかない。
七英雄(合体)とのバトル画面に(参加は白銀・エメラルド・キャット・デス)
アストラルゲート→全員死亡
こう:……私はいったい……?!
えめ:い、今まで、なにを……?!
ろっく(合体):その強大な闇を祓うには、お前たちを死の一歩手前まで追いやらねばならなかった。
のえ:ロックブーケ、デスは逃げた。後を追うぞ。確かめばならん。
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のえ(融合):やはり、倒したのはデスの幻影か。実態はすでに、暗黒の平原に在るようだな。
こう:ロックブーケ、セルマは……死んだのか?私は娘を殺したのか?
ろっく(融合):在るべき世界……未来に帰っただけだ。
のえ(融合):セルマの滞在は、もとより制限時間つきだった。いずれ戻らねばならぬ定めだ。
だんた(融合):ムダ話をしている猶予はないはずだ。
のえ(融合):……ああ、そうだな。皇帝、ついにその時が来た。
こう:その時……とは?
のえ(融合):破壊神サルーインがこの世界に現れ、実体化する。倒さねばならぬ……なんとしても!